2017年12月13日
どの素材がいいか迷っている場合や家族の間で意見が別れている場合は、総合的に欠点が少なく、長期的に安心して使えるステンレスキッチンがおすすめです。耐水性、耐熱性、耐久性、メンテナンス性の面で非常に優れており、比較的安価でキッチンに求められる基本性能をクリアできる「優等生」ともいえる存在。「プロはステンレスキッチン」という“格言”があるかどうかはわかりませんが、業務用のキッチンや厨房機器のほとんどにステンレスが採用されています。
ステンレスの弱点は、細かい傷が付きやすいところ。近年ではそうした傷を目立たなくするために、特殊な加工やコーティングを施したものなどが登場してきています。技術の進化によって傷や汚れなどが目立ちにくくなり、より少ない負担で「きれい」を長持ちさせられるようになりました。そうした満足度の高さから、ステンレスキッチンの良さが今、あらためて注目されています。
圧力を加えて素材の表面に凹凸を付け、立体感を演出する加工方法です。接触面が減るため傷が付きにくく、また目立ちにくくなります。
ある一方向に向かって髪の毛ほどの細かい傷を付ける表面処理方法です。つや消しの効果が生まれ、高級感を演出できます。
セラミック系の特殊コーティングを施せば、ステンレスたわしで擦っても細かい傷が付きにくく、頑固な汚れも簡単に拭き取れます。
ステンレスにはクロムという硬い金属が混ぜられており、クロムが空気中の酸素と結合すると表面に「不動態被膜」と呼ばれる非常に薄いバリアが形成されます。不動態被膜には自己修復機能が備わっているため、表面が傷付いても瞬時に再生されます。この機能のおかげで、「サビにくい」「耐久性が高い」という特徴が発揮されるのです。
天然石、人工(人造)大理石、人工水晶石、ウッド(木)、タイル、メラミン、そしてステンレス。これらのワークトップ素材は特徴もさまざまで、メリットもあればデメリットもあります。キッチンカウンターの素材を選ぶ際に重要なのは、機能性・デザイン性の両面から判断をすること。そして、長期的に使用するという点をふまえて判断することです。そのうえで、「とくに何を優先するのか」を明確にしておくようにしましょう。
代表的なキッチンメーカーはショールームを持っているので、気になった設備のカラー、性能、加工感、ビルトイン機能などを自分の目と手で実際に確認してみてください。実際に高さや奥行きなどを計って使い勝手を把握したり、ショールームにいるアドバイザーに相談したりすることで、インターネットやカタログだけでは得られなかった有益な情報を集めることができます。ショールームをうまく活用すれば、「後悔のないキッチンリフォーム」が実現できるはず。いくつかのシステムキッチンを比較しながら、あなたの住まいにとっての理想のキッチンを探しましょう。
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12/10
今日はコッペパンの日
毎月10日。戦後の給食で親しまれましたが、今はあんバターや果物などをはさんでパーティーも!