2017年12月13日
大分市の中心地からほど近い住宅地の一角に建つ、35年住み慣れた家をリフォームされた半田美恵子さん。長年感じていたキッチン空間の問題点を解消し、さらに10年後まで見据えての“快適のかたち”を実現した、ここに立つだけで“思わず笑顔がこぼれる”キッチン。
新築された当時のキッチンは、他のメーカーの人工大理石ワークトップのものだったそうですが、今回はステンレスをチョイスされました。その理由は……。
「当時はとてもおしゃれに感じて選んだのですが、やはり使っていくうちに、お手入れのしやすさを考えるとステンレスのほうがよかったと思うようになりました。しかも最近のステンレスは、以前と比べて風合いがやわらかくなって、暖かみがある感じがしますね。お手入れのしやすいワークトップも、キッチン全体のステンレス扉のカラーもスマートな印象で、とても気に入っています」
間口3メートルのキッチンは、食洗機を組み込んでも収納量たっぷり。壁面と合わせると相当な充実ぶりです。
「やはり35年間でずいぶん食器や道具がたまっていて、この機会にと不要品を処分したこともありますが、うまく納まりました。しかもキッチンでの動きに合わせて、どこに何をしまえばいいかをじっくり考え抜きましたので、左右の移動や上下の動きが少なくなって、以前よりかなり疲れにくくなりました。料理をつくるのにかかる時間もだいぶ短縮されていると思います」
コンロ付近で使う調味料はすぐ右脇に、日用の食器類は振り向いた位置に。使いたいものへ、使いたい場所からすぐにアクセスできる、キッチン側と壁面収納エリアとで、よく考えられ計算された収納計画となっています。
「それとすごいなぁと思うのは、どの扉もぴちっとしまる点。ホコリが入り込みませんから、中のものが汚れなくて、気持ちよく使えます。もう全てに快適で、ここに立つだけで、思わず笑顔がこぼれてしまいます」
キッチンVOICE
大好きなピンクを取り入れた空間で家事もはかどる!【File.001】
2017.12.13