2017年12月13日

ステンレス?人工大理石?ウッド?キッチンワークトップの素材選び基礎知識

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「故障や不具合が増えてきたので、料理の際にストレスを感じる」
「汚れが落ちにくくなってきて、見た目がみすぼらしい」
「キッチンが狭く、収納スペースも少ないので何かと不便を感じる」

こうしたお悩みをお持ちの方におすすめなのが、キッチンのリフォーム。そしてその際、とくに重視したいのがキッチンカウンターの素材選びです。キッチンカウンターはキッチンワークの質を左右する重要なパーツであるため、「見た目がいいから」「デザインが好きだから」といった理由だけで安易に選んでしまうのはNG。10年、15年、20年と長期にわたって使用することを考え、汚れにくさや傷付きにくさなどもふまえて検討したいものです。今回は、キッチンの見た目と使い勝手を決めるワークトップ(キッチンカウンター、天板、作業台)の素材選びに関する基礎知識をご紹介します。

はじめに~キッチンの構造を知りましょう~

ステンレス?それとも人工大理石?……と素材について悩む前に、キッチンリフォームで最初に考えるべきはキッチンの構造についてです。キッチンの構造は2つの種類に大別でき、ひとつは昔ながらの“流し台”とも呼ばれる「セクショナルキッチン」、もうひとつは「システムキッチン」と呼ばれます。まずは両者の違いを見ていきましょう。

セクショナルキッチンは「リフォーム時」にメリットが

セクショナルキッチンはその名の通り、シンクやコンロ台、調理台、収納キャビネットなどの設備がそれぞれ独立しているタイプです。

システムキッチンの魅力は「見た目」と「使いやすさ」

システムキッチンは、シンクキャビネット、コンロキャビネット、収納キャビネットといったフロアユニットを並べて配置し、それらをシンク付のワークトップ(天板)と一体化させたキッチンです。セクショナルキッチンは完成した設備を導入する場所に持ち込みますが、システムキッチンはその場で組み立てて完成させます。

それぞれのフロアユニット間に継ぎ目がなく、調理スペース、作業スペース、シンクの高さも同じで使いやすいのが最大のメリット。隙間から水や汚れが侵入する恐れもなく、「きれい」を維持しやすいのも料理好きの方にとってはうれしいポイントです。加熱調理機器や食器洗い乾燥機、内蔵型の浄水器などをビルトインできるのも、セクショナルキッチンにはない特長。“継ぎはぎ感”がなく、デザインが洗練されているのもシステムキッチンの魅力です。こうした点から、近年ではシステムキッチンを選ぶ家庭が増えてきています。

ワークトップに求められる6つの基本性能とは?

短時間でたくさんの作業を効率的にこなさなければならないキッチンワークにおいて、その質を左右する存在といえるのがワークトップです。ではそもそも、システムキッチンのワークトップにはどのような機能が求められるのでしょうか?以下では、6つの項目からワークトップの素材を選ぶ際に考慮したいポイントを見ていきます。

耐熱性

調理に欠かせない「火」を使うコンロ台を備えたワークトップは、熱に強い素材でなければなりません。火が放つ熱のせいで変形が生じたり、燃えてしまったりしては危険です。沸騰したお湯をこぼしても、使ったばかりの鍋などが触れても事故が起こりにくい、耐熱性の高い素材を選ぶ必要があります。

耐汚性

ワークトップは、家族の口に入る食材を扱う場所。「生肉や生魚を調理した際は雑菌が気になる」という方は多いと思いますが、食中毒などを避ける意味でも、衛生面に配慮されているかどうかは考えておきたいところです。水気が多く、熱がこもりやすいキッチン周りは雑菌の温床。汚れにくい素材を検討しましょう。

メンテナンス性

衛生性が求められる水まわりは、常に掃除との戦い。「料理は好きだけど、掃除は嫌い」という方にとっては、メンテナンス性が高い(掃除がしやすい)キッチンが強い味方になります。油汚れが付着しにくい素材、拭いたりこすったりするだけで簡単にきれいにできる素材なら、お手入れの負担が減って料理がもっと楽しくなるでしょう。

耐久性

基本性能の中でもとくに素材の影響を受けるのが耐久性です。10年、15年、20年と長く使い続けるには、できるだけサビたり劣化したりしにくい素材を選ぶ必要があります。また、劣化などによって有害な化学物質が発生しないことも重要です。

耐衝撃性

キッチン作業をしていると、皿や鍋、缶詰などの重いものや硬いものをワークトップに落としてしまうことがあります。そうしたトラブルによって破損が起こってしまうと、見た目が悪いだけでなく、ケガの原因になったりカビ・サビなどを招いたりするおそれがあります。重いものや硬いものを落としても問題のない強度が、ワークトップには必要です。

インテリア性

キッチンを毎日使う主婦の方や奥さまにとっては、機能性だけでなく、家事へのモチベーションを高めるデザイン性やインテリア性も重要でしょう。おしゃれなワークトップなら「料理をがんばろう!」と思うかもしれませんし、「きれいにしておきたい!」と掃除への意欲が高まる可能性もあります。要所にデザイン的な遊び心を取り入れるのもいいですね。

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