2018年07月01日

【食の歳時記】7月の旬を感じる食材と料理

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旬の味覚を月ごとにご案内する【食の歳時記】。7月は、「ゴーヤ」「ピーマン」「桃」「鱧(はも)」の4つの食材について、選び方や保存方法、調理のポイントなど、これから活躍する食材をよりおいしく食べていただくための情報をご紹介します。
また、旬の味覚を堪能していただくためのレシピ特集「季節を食べよう」では、「ゴーヤ」「桃」を使った2レシピをご紹介! 6月のおすすめレシピをぜひお試しください。

7月の食材

ゴーヤ

●選び方・見分け方
全体に緑色が濃く、ぼつぼつがしっかりしていて重いものを選びましょう。

●保存方法
丸ごとなら新聞紙で包み、切ったものは種とわたを取り除き、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。薄切りにしてサッと塩茹でしてから保存袋に入れれば約1か月冷凍保存もできます。

●健康や美容への効果
ビタミンCが豊富で、加熱損失が少ないのがメリットです。独特の苦み成分モモルデシンは、胃液の分泌を促し食欲を増進させます。夏バテ予防におすすめです。

●調理のポイント
種とわたは、苦みが強く傷みやすいので、調理の前にスプーンでくり抜いてから使いましょう。

ピーマン

●選び方・見分け方
ヘタがピンとしていて傷や反転がないものが新鮮です。緑色が鮮やかで肉厚なものを選びましょう。

●保存方法
丸ごとなら保存袋に入れ、切ったものはヘタと種を取り除きラップで包み冷蔵庫の野菜室で保存します。

●健康や美容への効果
独特の香りはピラジンという成分で、血液改善作用があります。特に抗酸化作用の高いビタミンC、カロテンが多く美肌や老化防止に効果が期待できます。

●調理のポイント
加熱によるビタミンCの損失が少ない食材です。豚肉や卵など、タンパク質との組み合わせによる炒めものは美肌づくりにおすすめです。

●選び方・見分け方
全体に産毛があり、左右対称でくぼみ付近まで色づいたものを選びましょう。甘い香りの漂っているものがおいしいです。

●保存方法
熟していないものは冷暗所で追熟させます。熟したものは過熟を防ぐために保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。冷やしすぎると甘みがなくなります。

●健康や美容への効果
甘みが強いわりに低エネルギーで、食物繊維のペクチンが多く、整腸や便秘解消に効果が期待できます。

●調理のポイント
生食はもちろんのこと、ペクチンは加熱にも強いのでジャムやコンポートにするのもおすすめです。

鱧(はも)

●選び方・見分け方
身が薄いべっこう色で透明感のあるものが新鮮です。雌のほうがおいしいです。

●保存方法
3枚におろし骨切りをしてから、ひと口大に切って湯がいた後、ひとつずつラップで包み冷凍保存します。

●健康や美容への効果
血流を良くし、血栓の抑制作用のあるDHA、EPAが多く、老化防止に効果的なコンドロイチン硫酸も多く含まれています。

●調理のポイント
骨切り(鱧切り)といって、小骨に包丁を細かく入れて調理します。湯がいて氷水に落としすぐにあげて梅肉とあわせたり、てんぷら、お吸いものなどにするのがおすすめです。

食材の旬などは、地域や気候などによって異なります。

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