2020年04月28日

【食の歳時記】5月の旬を感じる食材と料理

お気に入り(0

旬の味覚を月ごとにご案内する【食の歳時記】。5月は、「たらの芽」「トマト」「さくらんぼ」「鯵(あじ)」の4つの食材について、選び方や保存方法、調理のポイントなど、これから活躍する食材をよりおいしく食べていただくための情報をご紹介します。
また、旬の味覚を堪能していただくためのレシピ特集「季節を食べよう」では、「たらの芽」「トマト」を使った2レシピをご紹介! 5月のおすすめレシピをぜひお試しください。

5月の食材

たらの芽

●選び方・見分け方
葉の先が少し開き、緑色が鮮やかで、全体がずんぐりと太いものが新鮮です。

●保存方法
新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で2〜3日保存できます。

●健康や美容への効果
「山菜の王様」といわれるたらの芽には、たんぱく質が豊富です。また、抗酸化作用のあるカロテンも多く、老化予防に効果が期待できます。

●調理のポイント
水洗いせず、汚れはぬれ布巾で拭き取ります。根元を切り落とし、はかまを取り除いてから調理します。

トマト

●選び方・見分け方
ヘタが緑色でピンとしているものが新鮮です。赤い色が鮮やかで、重いものを選びましょう。

●保存方法
ラップで包み、ヘタを下にして冷蔵庫の野菜室で保存します。粗みじんに切って保存袋に入れ、冷凍保存も可能です。その場合は、凍ったまま調理します。

●健康や美容への効果
トマトの赤い色素は、強い抗酸化作用のあるリコピンです。がんや老廃物の予防に効果が期待できます。脂溶性なので油を使って調理すると、吸収率もアップします。

●調理のポイント
生食のほか、ピクルスなどにして保存しておくとサラダやパスタにも便利です。熟したものは、煮込みやスープにしましょう。

さくらんぼ

●選び方・見分け方
軸がみずみずしい緑色のものが新鮮です。粒が大きく鮮やかな赤色で、ツヤがあるものを選びましょう。

●保存方法
冷蔵に弱いため、風通しがよい涼しい場所に置きます。冷凍保存する場合は軸につけたまま水洗いし、水気を拭き、保存袋に入れます。

●健康や美容への効果
果肉の赤い色素は、抗酸化作用のあるアントシアニンです。目の疲労回復、活性酸素を抑制する作用があります。ビタミンCやクエン酸も含まれており疲労回復や美肌効果に期待できます。

●調理のポイント
食べる1〜2時間前に冷やすと、甘みが引き立ちます。

鯵(あじ)

●選び方・見分け方
目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色をしているものが新鮮です。大きすぎないものを選びましょう。

●保存方法
内臓を取り、塩を振って20分以上置き、表面の水気を拭き取り保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。一尾ずつラップで包み、冷凍保存も可能です。

●健康や美容への効果
「鯵は味なり」といわれるほど、グルタミン酸、イノシン酸などの旨味成分が多く含まれています。血栓を防ぐ効果が期待できるEPAや脳の働きをよくするDHAが多く含まれています。

●調理のポイント
塩焼きや、鮮度の高いものは三枚におろして刺身やたたきにするとおいしくいただけます。

※食材の旬などは、地域や気候などによって異なります。

 

この記事を見た方にオススメの記事